工作が苦手
小学校には「図画工作」という授業があります。
絵を描いたり、工作する授業です。
これらが苦手な子供にとっては、苦痛で仕方がないものです。
「今日は図工があるから学校に行きたくない」と言う子どもに手を焼いている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
私自身は、幼少期から工作ばかりしていたので、工作は楽しくて仕方がありませんでした。
しかし、絵は大の苦手でした。「今日は絵を描くから幼稚園にいかない」と言った経験があります。
子どもそれぞれに得意不得意がありますから仕方のないことなのですが、
ある程度は克服できるものだと思います。
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工作が苦手な原因と克服方法
工作が苦手な原因は主に2つあると思います。
※あくまで私見です。
1.手先が不器用
多くの人は、手先が不器用だから工作が苦手だと思っているでしょう。
確かにその通りです。
はさみやカッターで紙を切っても、真っ直ぐに切れずに曲がってしまう・・・。
セロハンテープで貼り合わるとクシャクシャになってしまう・・・。
手先の不器用さというのは、神経(感覚神経と運動神経)と筋力の使い方が大きく関係しています。
生まれつきだったり、それまでの育ちだったりで、ある程度は仕方がないのかもしれません。
しかし、一番の原因は、工作経験が乏しいことだと思います。
つまり、単に慣れていないだけなのです。
例えば、私は工作用紙を切るときに、「こうやってはさみを使うと真っ直ぐ切れる」「こうするとギザギザになる」ということを経験的に知っています。 何度も経験するうちに、こうやってハサミをいれるとギザついちゃうんだよな〜とわかるようになるのです。
いくら工作が得意な人間でも、使ったことのない大工道具を渡されて、「家を建てるための木材を加工しろ」と言われたら絶対にできません。
スポーツでも同様です。 毎日サッカーボールを蹴っているうちに、「こういう力加減で蹴ればうまく飛んでいく」「こうやってトラップするとうまくコントロールできる」ということを経験的/感覚的に学んでいくのです。
つまり、たくさんの工作経験をつめば、ある程度は不器用さを解消できると思います。
2.創意工夫できない
工作で重要なのが創意工夫です。
夏休み工作などで、アイデアが浮かばずに苦労するお子さんも多いでしょう。
こればかりは、興味が大きく関係しているので、改善は少し難しいと思います。
好きこそ物の上手なれということわざがあるくらいですからね・・・。
ただし、あえて言うならば、最初はマネをすることです。
当サイトでは、たくさんの手作りおもちゃ工作を紹介していますので、まずはマネをしてみましょう。
「ここはこうしたほうがいいんじゃない?」という疑問がでれば、そこでオリジナルのアレンジを加えればいいのです。 全てをオリジナルで作ろうとせず、他人の作品を真似しつつオリジナル要素を加えるというやり方で、少しずつ創意工夫できるようになると思います。