育児ストレスの原因
育児ストレスというのは、母親ならば誰しもが感じるものであり、特別なものではありません。
もちろん、育児熱心な父親も同様です。
育児に対する責任を全うしようとする心の表れですから当然のことです。
では、なぜ育児ストレスが発生し、それを溜め込んでしまうのかを解説します。
完璧にこなそうとする
責任感の強い人にありがちです。
全てを完璧にしようとして、少しでもうまくいかないとストレスを感じてしまいます。
ひとりで全てを背負い込む
旦那の仕事が忙しくて育児を手伝ってくれない、実家の両親を頼れないというタイプです。
いくら可愛い子どもであっても、24時間ずっと付きっきりで世話をしなければいけないというのは、大きなストレスになります。
悩み相談できる相手がいない
旦那、両親、兄弟姉妹、友人などが近くにいない、または、近くにいても相談できないタイプです。
ママ友などもいない場合はなおさらでしょう。
こどもを理屈で言い聞かせようとする
わがままを言う子どもに理屈で言い聞かせても、自分のストレスがたまるだけです。
頭ごなしに理屈で言い聞かせても、悪循環に陥るだけです。
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育児ストレスの症状
体の症状
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心の症状
行動の症状
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育児ストレス解消法
周りを頼る
両親や旦那などを頼りましょう。 といっても、両親が遠方にいる、不仲である、既に他界している、旦那は仕事が忙しい、などの場合は困りものです。 親友や兄弟姉妹などもおらず、本当に誰も頼れない場合は、週に1度くらいはベビーシッターなどを利用してみるのが良いでしょう。
ママ友と愚痴りあう
愚痴を言うのは悪いことではありません。 誰かの陰口を叩くのは良くないですが、育児ストレスをわかってくれる人同士で、気持ちを共有するだけで楽になるものです。 人間というのは、同じ境遇の人間の輪に加わることで、自分だけはないという感情が生まれ、楽になるものなのです。 ですから、積極的にママ友を作ってみると良いでしょう。
完璧にしない、何事もほどほどに
子どもが食事をこぼしながら食べているのを見て、それを治そうといちいち気にかける親を見たことがあります。 放置するのも問題ですが、気にしすぎるのも問題です。 ほどほどを心がけましょう。成長と共に自然と改善されることはたくさんあります。
乳幼児に理屈は通じない
スーパーなどで、わがままを言う小さな子どもに、ヒステリックに怒鳴り散らしているお母さんをまれに見かけます。 育児ストレスが爆発しているのだろうと気の毒に感じます。 おそらく、本人も育児ストレスで普段から悩んでいるのでしょう。
小学生ならまだしも、2,3歳の子どもに理屈は通じません。 わがままを言っても、真正面から受け止めずに、さらっと誤魔化すように受け流すのも重要です。
心療内科にいく
体調不良や気分の落ち込みなどがひどく、それが長く続く場合、心療内科を受診してみましょう。 医者に話すだけで楽になることもあれば、軽い投薬で元気になることもあります。 おそろしい場所ではないですから、風邪をひいたくらいのノリで受診して大丈夫です。